星を追う:微動雲台XY60導入
こんにちは、kehogiです。
星を追尾しながら写真撮影するためのアイテムとして、ポータブル赤道儀(以下、赤道儀と書いたりもします)というものがあります。
それに関連する機材として、微動雲台XY60を導入したので開封レポを投稿します。
赤道儀について
ポータブル赤道儀は、カメラを取り付けることで、星を追尾しながら撮影する装置で、通常長い時間(30秒とかでも)シャッターを開けていると、星の日周運動で星が線上に写ってしまうので、それを防いでくれます。
また赤道儀って、北極星の方向に正確に向ける必要があって、そのための道具として初めポーラメーター(オプション品の方位磁針)で北の方角を探ってセッティングしていました。ただ僕が撮ってる写真って、実はそれで十分で、ポーラメータは3000円くらいで財布にも優しいけど、次のステップを考える中で極軸望遠鏡(小さな望遠鏡の視野に北極星を収めて、方角を正確にセッティングする)を冬の間に入手していました。これが高価だった、、、
本来、その時点で微動雲台も買わないといけないのですが、これまた高価だし、何がダメで必要なのかを把握しようと思って、その時は買いませんでした。
そして春の星撮りで、実際に微動雲台なしで赤道儀をセッティングしてみました。
極軸望遠鏡内に北極星を収めて、視野内に表示される目盛りに合わせて、赤道儀を動かすのですが、通常の三脚で使用している自由雲台だと、ほんのちょっと向きをずらすだけでも、北極星が行方不明になってしまったり、目盛りに合わせるのがクラクラする作業になったけど、なんとか写真は撮れました。
やっぱり微動雲台があれば、赤道儀の向きを簡単に微調整できるだろうという結論に至った次第です。
はい、予想通りの結果で追加出費確定です、、
微動雲台XY60
そして、購入したのが、K-ASTECさんのXY60
赤道儀のビクセン純正品も、この製品より安価であるのですが、選定には時間をかけて情報収集しました。
参考にしたのは、さきほどの星空写真家・成澤広幸さんと、新星景写真・天体写真で有名な、よっちゃんさんのYoutube動画です。ありがとうございます、助かりました!
国内製造の安心感・精度の高さと、重心の低さが決め手です。(ビクセン純正品は縦長で、重心が高そう。)
外観はこんな感じ。
ネジを左右の手で回し、押し引きします。
赤道儀・ポラリエUを乗せるのに、追加でアルカスイスクランプDS38R-60も入手しました。
組み合わせると、こうなります。かっこいいです。
そして、ここで僕のやらかし発覚、、
クランプセット(つまみ)も購入しましたが、ポータブル赤道儀には使用しない方がよいとのこと。
望遠鏡の知識が全くないので、要否が読み解けなかったです。
まあ、せっかくだから使ってみて判断してみよう。
ポータブル赤道儀・ポラリエUを乗せてみました。
かなりガッチリ、剛性高しです。
はい、出来上がり!
なんで、ここまでしたか
- 次のステップで望遠レンズを乗せたい。
- 以前赤道儀を使って天の川撮影を試した、α7R4のピクセルシフトマルチ撮影の精度をあげること。(2億4080万画素の写真が出来上がります)
そして自ら沼へ
次のステップで望遠レンズを乗せるとなると、重量に耐えるために、もっと剛性の高い三脚を購入する、バランスウェイトや剛性を上げる追加品の購入など、ますます沼に踏み込むことになります。今、赤道儀につけてる、赤いアルカスイス自由雲台もダメですね。
(望遠レンズは、フルサイズの望遠レンズを、いずれ入手するつもりですが、一旦今持っているMFTの換算200mmF2,8だと、これ以上の追加は必要ないので、まずはそれでやってみます。)
今思うのは、というか前から気づいてたけど
何か一つ買うと、付随してどんどん買い続けないといけなくなる深い深い沼の中にいるようです。
でも、写真という結果に出るなら、ほどほどに沈んでいけばいいのかな。
追伸
これからの出費もヤバいんだけど、どんどん重量が増えてきてます。
この先、機材を背負っての、登山撮影はどうなるんだ??
背中と腰が死にますね。。。