シネマティック風景:山鹿灯籠浪漫 百華百彩 2024|熊本県山鹿市|山鹿温泉
こんにちは、kehogiです。
熊本県山鹿市で毎年2月に開催されている、第22回山鹿灯籠浪漫 百華百彩へ行ってきました。美しい灯りの風景を紹介しますね。
2024年2月も金曜・土曜の夜に開催されますので、この記事を見て間に合う方は、ぜひ行かれてください。間に合わなかった方は、次回行けるといいですね。
写真を撮影される方は、三脚使用禁止なので一脚使用(使用禁止場所あり)か手持ちでの撮影になってきます。素晴らしい写真を撮られてくださいね。
豊前街道
山鹿市は、江戸時代に大名行列が参勤交代で通る豊前街道の宿場町として栄えたそうです。豊前街道は、熊本城と小倉(豊前)を結ぶルートでした。
確かに、実際に歩いてみると、歴史の趣を感じますね。
山鹿温泉
山鹿温泉は、平安時代の文献にも登場する温泉郷として、1000年以上の歴史があるようです。
豊富な湯量を誇るも、1473年3月に突然枯れてしまい、市内の金剛乗寺(こんごうじょうじ)の当時の住職さんが薬師堂を建立し祈祷をしたおかげでお湯が復活したそうです。薬師堂は、浴場のさくら湯入口横に現存しています。
山鹿灯籠
山鹿灯籠は、火を灯す石の灯籠と異なり、和紙で作られています。山鹿灯籠祭り(夏に開催)で女性が踊る際に、頭に被るのは金色の金灯籠(かなとうろう)と言うそうです。
その山鹿灯籠の歴史は、日本書紀の時代に遡ります。景行天皇が九州を巡っていて山鹿市付近で濃い霧に見舞われた際に、住民が かがり火をたき案内したことに由来し、その後の室町時代に山鹿灯籠の原形が作られ、江戸時代に煌びやかなものになったと書かれていました。(諸説あるようです)
八千代座
明治43年に創業した芝居小屋 八千代座は国重要文化財に指定されています。
歴史ある芝居小屋ですが、昭和40年代に老朽化により閉鎖となります。そんな中で市民の手により修復が行われ平成13年(2001年)に修復が完了し芝居が開催されるようになり、現在に至るそうです。
熊本県山鹿市の八千代座通りで開催されます。
下のマップは駐車場の位置をセットしています。(ここは広い駐車場で、100台以上停められると思います。無料でした(2024年2月時点))
八千代座通りは駐車場から数分の距離です。
明るいうちに八千代座通りを抜けて(動画撮影のため簡単に下見をしつつ)、さくら湯付近で夜を待ちました。桜湯の木造の建物は風情があります。
ここには出店があってベンチもあり、温かに過ごすことができます。また、山鹿温泉の項目で書いた薬師堂がそばにあり、歴史を感じることができる場所です。
(個人的な意見ですが、暗くなって さくら湯から歩き始めて、八千代座通りを抜けていくのが風情を楽しめるルートだと思います。)
暗くなり和傘が明るく照らされると、人が増え賑わいが生まれます。
灯りの温かみを感じながら、八千代座通りをゆっくりと歩いていきます。
金剛乗寺の楼門は、とても美しい光景でした。(咲いているのは梅かな?)
また、人が多くて写真は撮れなかったけど、手前に有名な石門があり、歴史を感じることができます。
八千代座通りに戻り歩いていくと、繊細な和傘に魅了されました。
芝居小屋の八千代座付近がメイン会場です。
和傘が並ぶ光景は素晴らしく、特に雨上がりは水たまりに写り込む和傘がさらに美しくて、そんな条件の日を好む方が多いのも、このイベントの特徴のひとつです。
和傘が配置された櫓(やぐら)が二つあり、一つは市内の もくせい学園の方が描いたものだと思われます。
駐車場に戻っている時に見たのは、繊細で美しい光景。
やわらかな光に包まれて、歴史の趣きを感じる時間を過ごすことができました。ぜひ山鹿市を訪れてみてくださいね。
今回も、VLOG形式の動画を作成しました。美しい景色なので、シネマティックな雰囲気になるよう意識して撮影しました。
※2月13日19時公開予定(公開までは表示されません)
- +をタップ(クリック)すると開きます
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①YouTube動画(手持ちでの動画撮影)
カメラ:Lumix DC-G9
レンズ:コシナ フォクトレンダー NOKTON 25mm(換算50mm)
フィルター:kenko ブラックミストNo.5
※光をソフトにしてくれます。写真でも柔らかく雰囲気のある描写になります。
外付けマイク:SENNHEISER MKE200
外付けモニター:使い古しのAndroidスマホ(途中でバッテリー切れた、、、)
※Amazonで2000円以下のHDMIキャプチャカードで接続、USB-Cキャプチャアプリ使用②写真
カメラ:Sony α7R4
レンズ:コシナ フォクトレンダー Apo-lanthar 50mm
フィルター:なし
手持ち時々一脚使用(※三脚は使用禁止のため)・動画はマニュアル撮影で、F値・ISO感度・シャッタースピードを随時変更しながら撮影。F値は1.4〜2.0の間で調整、ISO感度は400〜800程度で調整した記憶があります。シャッタースピードは1/30秒を基本に、明るすぎるシーンでは1/60秒にしてたと思います。
・写真もマニュアル撮影で、ISO感度を上げたくない(早くシャッターが切れるけど、暗所でのノイズが増えるから)けど三脚使用禁止なので手ブレも防止しないといけません。200〜640の間で調整し、より暗い場所では1600まで上げた写真もあります。
※今回は高画素機でノイズが出やすいので、ISO感度についてシビアに考えてみました。カメラ(センサー)のノイズ耐性次第の設定になると思います。
(今回、高感度撮影に強いNikon Z6iiでなく、a7R4を持っていったのは、高画素がもたらす繊細な写りがアートな風景との相性が良いと考えてるからです。)
絞りはF2.0での撮影が多く、櫓の中に和傘があるものがF4.0でした。一脚と手ブレ防止機能を頼って、シャッタースピードを1/25秒にしていました。
写真編集ソフト:Adobe Lightroom