楼門再建を前に:阿蘇神社|熊本県阿蘇市
こんにちは、kehogiです。
2023年9月上旬の阿蘇山で、西村彗星の撮影をした後で南阿蘇へ下り、2023年7月に全線復旧した南阿蘇鉄道を撮影しました。それから阿蘇の山々をぐるり廻って阿蘇神社[熊本県阿蘇市]へ向かいました。
楼門の復旧を間近に控えた阿蘇神社の風景と、2019年に撮影した拝殿が無い風景を紹介します。
2024年4月1日追記
阿蘇神社の楼門は、2023年12月7日に復旧工事の完成式典が行われ、現在は復旧した姿を見ることができます。ぜひお参りに行かれてください。
- 住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
- 阿蘇山(阿蘇五岳)の北側に位置する阿蘇市の市街地にあります。
- 車は、大きな有料駐車場に停めることができます。
- 神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、家族神12神を祀り2000年以上の歴史を持っている。
- 全国に約500社ある阿蘇神社の総本社です。
- 阿蘇神社の社殿群は、1835年〜1850年に熊本藩により再建され、神殿・楼門などは国の重要文化財に指定されている。
- 2016年に発生した熊本地震で大きな被害を受けたが、2021年に拝殿が再建され、2023年12月に楼門が復旧した。
立派な楼門です。
南阿蘇鉄道もそうでしたが、阿蘇神社も2016年の熊本地震で被災し、大きな被害が出ています。この楼門は、地震で倒壊したため、再建工事が進められています。(現在、柵に囲まれています。)
写真が見つからなかったのですが、前回お参りした時は、楼門の絵が描かれた仮設の建物の中で、再建工事が行われていました。
広く整然とした参道を歩き、拝殿へ向かいます。
阿蘇の山に雲が掛かっていますが、鳥居越しに見えるのは、高岳だったと思います。
阿蘇の火山を御神体としている神社であることから、足を止めて山を眺め、阿蘇の山との繋がりを感じてみてくださいね。
右の建物が楼門、左の建物が拝殿で、拝殿は2021年6月に再建が完了しています。楼門は、阿蘇神社のホームページによると、今年2023年12月の完成予定になっています。
楼門が完成したら、通れるようになるんでしょうね。
再建された拝殿は、美しく神聖さを感じます。
僕は手を合わせて、何年にも渡って阿蘇の山々で活動してきた中で、怪我や事故が無く過ごせてきたことに感謝を述べました。
素晴らしい拝殿が再建されて、楼門も完成が間近です。
創建されて2000年以上の歴史がある阿蘇神社の、これらの建物は、補修を行いながら、ここから再び長い歴史を刻んでいくんでしょうね。
拝殿で手を合わせていると、過去の風景が蘇ります。
2019年4月に、お参りした時は、倒壊した拝殿が撤去され更地のようになっていますが、撮影した当時は「無いけど、そこに在る」と書き込みをした記憶があります。
お参りを終えた僕は、次に参道そばの門前町商店街を散策しました。
飲食店・お土産物店や、おしゃれな雑貨店などが連なる、緑豊かな商店街は
綺麗な水が湧き出る商店街でもありました。
複数箇所あるこれらは、「水基」という水飲み場だそうです。ネットで調べてみると不老長寿の水と書いてありました。
これらの水は、雄大なカルデラの台地に浸透した水が、長い時間を掛けて地表に出てきたものだと思います。
南阿蘇を含む阿蘇の湧水についてネットで調べていく中で、熊本地震の際に断水になった地域でも、湧水により水不足を逃れたという記述も見つけました。
雄大な山々は、壮大な水資源の宝庫なんだと、あらためて気付かされます。そんな阿蘇の自然が、ずっと守られていきますように。
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この日のカメラ・機材は
camera: Nikon z6ii
lens: z24-70 F2.8【2019年4月撮影の2枚】
camera: Lumix gx1
lens: フォクトレンダー nokton 25mm(換算50mm)