ゴルジュを旅する2023|夏の終わり 沢登りの記録
10月になり、少し暑さが和らいだものの、まだまだ暑い日が続いています。
しかし10月という言葉は秋を感じさせるもので、そうなる前の9月のうちに、夏のやり残しを終わらせ、気持ちよく夏を終えたいと、沢登りに行ってきました。
実は今回の投稿って、下のYouTube動画を見てもらえたら、全て完結。 なので、見てくださいね!
と言うことで、写真や言葉は最小限で綴っていきます。
一応ブログらしく記事を少しだけ書きますと
「ゴルジュ」というのは、フランス語「la gorge」が語源で、「喉(のど)」を意味します。
そのため、喉のように狭まった地形(岩壁で挟まれた地形)を指して使われます。 沢登りではよく使う言葉ですが、一般的な言葉ではないと思っていました。
しかし、菊池渓谷の道路標識で「Kikuchi gorge」と書かれているのを見て、「あれれ?常用の言葉なの?」と思ったことを覚えています。
そんなゴルジュと呼ばれる地形を通り抜けることを、夏の大きなイベントにしていました。
小さな滝や大きな岩を登りながら、沢を遡り出会うのが、この巨木。
神秘的なパワーを感じさせてくれます。 いつも、そっと触らせてもらっていて、柔らかな手触りを感じ、何かパワーをもらえる気がしています。
動画の中でも、動画を視聴してくれた方へ、パワーのお裾分けをしていますので、何か感じてもらえると幸いです。
これは、倒れた巨木の根っこの裏側。
アートのように感じた僕は、動画の中で「生命の美」「生命の形」と言葉に出しています。
ここは、両側に岩壁がある場所で、巨木が横たわった場所です。
神秘的な空間であることは、言うまでもありません。
太陽に花を広げるヒマワリのようなポーズをとったら、元気にラジオ体操をするオジサンの画になっていました(笑)
そして、ゴルジュの入り口に着きます。
3m〜5mの岩の隙間に、光芒が射し込んできて、神秘さが増しています。
ここに着くまでも険しくて、ヨレている僕でしたが、ここからは更に険しく、どんどんヨレていく姿を動画で晒しています。
そしてゴルジュの先にあるのは、「龍」の名を持つ「渕」。
ここで、龍神様に触れる(気持ちの面で)ことが、今回のミッションの一つでもありました。
滝が美しい、この場所は「龍が生まれる渕」の意味を持つであろう『龍生渕(りゅうおうぶち)』と名付けられています。
ネットで調べてみると、この辺りの山々は龍神信仰があるそうで、そういったことから名付けられたのでしょう。また信仰の対象の山々であり、「祈りの山」としても有名な山々となっています。
話は変わりますが、ここへ行こうと思って準備を完了しても、前日に少し怖くなります。毎夏のことです。
それは、安全面の心配、人が気軽に行って良い場所なのかという恐れ。 現地に行けば、それらと直接対峙することになり、問題無く下山すれば、「来て良かった、また来年の夏も行こう。」という気持ちに切り替わります。
ただ言えるのは、神秘的な太古の森とゴルジュ、そしてそこに射し込む太陽の光は、「なんらかの力を与えてくれる」と言うこと。
今回、動画を通して、僕の祈りと「光の力・森の力」を、試聴してくれた方々に配るよう、動画の編集を行いました。
それらが伝わりますように。
祈りを込めて。
この日のカメラ・機材は
【動画】
camera: Nikon COOLPIX W300
(防水・アウトドア用カメラ)
【写真】
camera: Lumix g9
lens: フォクトレンダー Nokton 10.5mm(換算21mm)