旅の安全を願って:筑紫神社(つくしじんじゃ)|福岡県筑紫野市
旅の安全を願って:筑紫神社(つくしじんじゃ)|福岡県筑紫野市
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こんにちは、kehogiです。
筑紫野市に、ひっそりと鎮座する筑紫(つくし)神社は、とても歴史が古く、筑紫国(ちくしのくに)の由来になった由緒ある神社でした。
この春の、桜の景色と共に紹介しますね。
所在地と駐車場
- 所在地:〒818-0024 福岡県筑紫野市原田2550
- 以下のマップを参照されてください。
- 駐車場あり(東側に大きな駐車場があります)
概要
- 筑紫(つくし)神社は、筑紫野市内で最も古い歴史のある神社で、筑紫(ちくし)国の名前の由来になっています。
- 筑紫(つくし)の由来は、いくつか説がありますが、そのひとつは、奈良時代の「筑後国風土記」に記された神話によるもので、筑前と筑後の境にある山に、往来する人の命を奪う荒ぶる神・命尽(イノチツクス)がいて、この神を「筑紫の神」として祀ったことが由来とされています。
- ご祭神は、筑紫の神(つくしのかみ)と、後生にお祀りした玉依姫命(たまよりひめのみこと)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)とされています。
- 享徳2(1453)年に建てられた社殿が、戦乱で焼けた後、寛文2(1662)年に再建。現在の社殿は、その建築様式を伝えるもので、享徳年間の社殿跡が裏にあり、数個の礎石(そせき)が残っているそうです。
- 境内に社務所・トイレがあります。
春:桜の風景
通りに面した参道にある、大きな鳥居です。
鳥居の先には、桜が咲いているのが見え、春を感じながら参道を進みます。
見頃を過ぎた桜は、散り始めていますが、とても綺麗で、鳥居と組み合わさった風景に、日本という国の美しさを、あらためて感じることが出来ました。
参道の風景
この日は曇りで、射し込む光はありませんでしたが、緑に囲まれた参道からは歴史と重厚な雰囲気、そういったものを感じることが出来ました。
参道横に祀られた稲荷大明神の鳥居は、赤が映えて美しいですね。
参道を進みます。
何と言えばいいのか、錆びたような色の狛犬はとても迫力があり、筑紫神社の権威を感じさせる気がしました。
参道横に須賀神社が、祀られています。
さきほどの狛犬と雰囲気が違い、ユーモラスに感じてしまいます。
桜が飾られた手水舎
手水舎に桜が添えられていて
清々しさを感じながら、手を清めることが出来ました。
社殿
立派な社殿で、静かに手を合わせました。
僕の想像ですが、名前の由来になった伝説は、旅の安全を願ったものだったのかもしれません。
江戸時代の筑紫野市付近には、長崎街道・日田街道・薩摩街道が通っていて、往来が盛んだったと想像され、その時代の安全への願いも合わさっているかもしれません。
安全に行き来し、無事に帰ってくる。今も昔も変わらぬ願いですね。
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camera: Nikon z6ii
lens: フォクトレンダー apo-lanthar 35mm
マウントアダプター Megadap ETZ21使用(E→Z)
写真編集: Adobe Lightroom- Aモードで、F値(絞り)を変えて背景のボケ量を調整しながら撮影しました。狛犬・手水舎の桜以外は、F8〜F10で全体的にフォーカスする(パンフォーカス)よう撮っています。
- ホワイトバランスはオートで撮影し、そのままの写真が主です。4500〜5000kで撮影されていました。
- 曇り空の下、緑に囲まれた重厚な雰囲気を再現するために行ったカラーグレーディングは、シャドー部は緑、中間部は赤系、ハイライトは青(曇り空を少し青へ)に少量寄せています。
- 意図的な画質落とし(柔らかな画になる)で、「かすみの除去」を-30程度に下げてから、明暗調整・色の調整をしています。初めぼんやりした画が、黒レベル調整をマイナスに振っていくと色が締まり、しっかりした画になっていきます。
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