春の風と,ポン・ブルックス彗星|佐賀県唐津市|風の見える丘公園|呼子町|加部島|玄海町
こんにちは、kehogiです。
2024年4月が最適な撮影タイミングであるポン・ブルックス彗星の撮影とドライブを兼ねて、佐賀県唐津市へ行きました。
呼子町の加部島にある、風の見える丘公園の素晴らしい景色を紹介しますね。
YouTube動画も投稿しているので、そちらも見てもらえると嬉しいです。
- 所在地:唐津市呼子町加部島3279-1
- 以下のマップを参照されてください
- 駐車場あり(無料) 60台
- 呼子大橋で加部島へ渡り、小高い丘の上にある眺めの良い場所で、玄界灘の素晴らしい景色を一望できます。
- 風車が1機あり、風情を感じさせてくれます。
- ドライブコースとして最適です。
- 休館日は、毎週火曜日および年末年始(休館日も展望は可能とのこと)
- 営業時間は9時〜17時(建物が閉まるだけで展望は可能と思いますが、未確認です)
- 建物にトイレがあります。(営業時間外は、閉まると思いますが、未確認です)
- 駐車場そばに、カフェっぽいお店があります。(寄りたかったのですが、時間がなく寄れませんでした)
休館日・営業時間の情報と、駐車場の情報は、唐津観光協会・佐賀県公式観光サイトより引用させて頂きました。(2024年4月8日時点の情報です)
展望スポットから眺めた、呼子大橋の風景です。素晴らしいですね。
案内板によると、唐津市・伊万里市の方向が見えているようです。
桜が咲いています。
玄界灘と、自然豊かな唐津市周辺を見通すことができて、本当に気持ちの良い場所でした。
そして、唐津市には悲恋の物語「佐用姫伝説」があります。恋仲の男性が海を渡っていくのを鏡山山頂から見送り、ここ加部島まで走ってきて、最後は石になってしまったというものです。
鏡山にある佐用姫像は、泣き腫らしたのか凄い顔(という設定なのかな)なのですが、加部島の佐用姫像は、悲しみを抱えつつも無事を祈っている姿に見え、心に来るものがあります。
玄界灘から吹く風が見えるようです。
素晴らしい展望スポットで、ドライブに最適な場所なので、ぜひ足を運んでくださいね。
夕景
加部島でポン・ブルックス彗星の撮影場所を探す予定でしたが、この日は呼子大橋が夜間通行止めになることを知り、加部島を後にしました。
星を撮った後で、島から出られないからですね。
別の撮影場所を探していると、菜の花の黄色と傾いた太陽が美しい場所に着きました。ちょっと寄り道です。
そして海岸に着き、暗くなるまで美しい夕陽を眺め、しばらく過ごします。
望遠レンズを使って、沈みゆく太陽の写真と動画を撮りました。動画は、YouTubeで公開していますので、見てくださいね。
ポン・ブルックス彗星について
- 国際的な正式名称は、12P/Pons-Brooksで、70年周期で宇宙を巡る周期彗星です。
- ポン・ブルックス彗星は、1812年にフランスの天文学者ポン(ス)によって発見されています。その後、1883年にアメリカの天文学者ブルックスによって再発見されたことから、2人の名前が彗星の名称になっているようです。
- ポン・ブルックス彗星は、ポンス・ブルックス彗星とも言うようです。
- 2024年4月20日に近日点(太陽に最も近づく時)を迎え、2024年6月上旬に地球に近づく予定ですが、日本から観察できるのは、3月下旬から4月上旬にかけての短期間です。
- 日没後の西北西の空に見えます。
ポン・ブルックス彗星の撮影
今回、2台のカメラを使用しました。
1台はタイムラプス撮影、もう1台でポータブル赤道儀とズームレンズ(70-200mm)を使った星の追尾撮影を行いました。
だいたいの彗星位置の見当をつけて、レンズの広角端(70mm)でざっくり設定で撮影したところ、ポン・ブルックス彗星を見つけることができました。
上の写真は、レンズの望遠端(200mm)でAPS-Cモード(1.5倍に拡大される)を使い、300mm相当で収めました。
(以前シリウスbの撮影ではピント合わせに失敗したので、その失敗を教訓に、今回は純正リモコン・RMT-P1BTを使用して、ピント合わせを細かく追い込んでみました。)
画像編集前は、尾は短かったのですが、各種調整を行うと、長い尾が現れました。(意図的に尾の部分だけ明るくする部分補正ではありません)
さらに1.4倍に拡大するテレコンバーターを使いつつ、適正な設定値(ISO・絞り・シャッタースピード)を探りながら撮影を続けたかったのですが、水平線近くにモヤが出ているようで、ポン・ブルックス彗星はモヤの中に消えていきました。
彗星が見えるうちに、もう一度、唐津の風を感じに来ようかな。
彗星が撮れなくなったので、九州電力・玄海発電所の夜景を撮影しました。発電所上空で煌めくオリオン座は、もうじき見れなくなります。
季節は、初夏へと向かっているようです。
今回も、VLOG形式の動画を作成しました。
見どころは、春を感じる景色です。ぜひ見てくださいね。
- +をタップ(クリック)すると開きます
-
この日のカメラ・機材
①ドライブ風景(動画)
camera:Nikon Coolpix W300②風の見える丘公園(写真)、菜の花と風車の夕景(写真・動画)
camera: Nikon z6ii
lens: フォクトレンダー apo-lanthar 35mm
マウントアダプター Megadap ETZ21使用(E→Z)③YouTubeの動画手持ち撮影
camera: Lumix DC-G9
lens: フォクトレンダー Nokton 25mm(換算50mm)④タイムラプス撮影(日没時)
camera: Nikon z6ii
lens: フォクトレンダー apo-lanthar 35mm
マウントアダプター Megadap ETZ21使用(E→Z)- 露出平準化(ホーリーグレイル)撮影を行いました。
⑤タイムラプス撮影(星空)
camera: Nikon z6ii
lens: Nikon Z24-70 F2.8S
フィルター:kenkoプロソフトンクリア
三脚使用- 露出平準化(ホーリーグレイル)撮影を行いました。(シャッタースピード最大5秒、ISO最大10000)
⑥夕陽の望遠撮影(写真・動画)
カメラ:Sony α7R4
lens:SEL200600G(FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS ),×1.4テレコンバーター(SEL14TC)
微動雲台:K-ASTEC XY60(ブレ防止)
三脚:マンフロット MT055XPRO3⑦ポン・ブルックス彗星(大きく写っている写真)
カメラ:Sony α7R4
レンズ:Sony FE 70-200mm F2.8 GM(SEL70200GM2)
赤道儀:Vixen ポラリエU 、極軸望遠鏡
微動雲台:K-ASTEC XY60
三脚:マンフロット MT055XPRO3- 焦点距離200mm、APS-Cモードで撮影(×1.5拡大)、F2.8、ISO800、シャッタースピード20秒
- 記事内に書きましたが、シャッタースピードをもっと長くしたり、いろいろ試したかったのですが、モヤが出てきて出来ませんでした。
- ノイズ低減のため、StarryLandscapeStackerで10枚をスタック
- 天体用の画像処理ソフトを持っていないので、Adobe Lightroomで編集
⑧発電所の夜景
camera: Nikon z6ii
lens: Nikon Z24-70 F2.8S
ソフトフィルター:KANI Partial soft focus 150mm
NDフィルター:KANI Soft GND 0.9 150mm
KANI 150mm Holder
三脚使用
写真のノイズ低減:DxO PureRAW2【写真編集・動画編集】
写真編集ソフト:Adobe Lightroom
タイムラプス作成: LumaFusion
動画編集: DaVinci Resolve(無償版で練習中)
YouTubeサムネ作成: Canva Pro
PC: Macbook Air M1(メモリ16GB)- 彗星・星以外の写真は、写真編集時では明暗の調整、ホワイトバランスの調整のみを行い、動画編集ソフトで色調整と再度明暗調整を行なっています。動画と写真の色合いを合わせるため。
- 手持ちで撮った夕方の風景動画は、かなり明るく撮れていて夕方感が無かったので、動画編集時に暗く調整するのと、オレンジ色を足して、当日の景色を再現しました。
- 動画編集時は、もう少し綺麗な動画だったんですが、YouTubeにアップして最適化されたせいなのか、画質の劣化を大きく感じます。何か改善する方法はあるのだろうか。