美しき水郷の街へ:三隈川・日田温泉|大分県日田市
こんにちは、kehogiです。
2024年1月中旬の星空撮影旅で巡った最初の場所、三隈川公園[大分県日田市]からの景色を紹介しますね。
ここは、日田温泉街の煌びやかな光を見ることが出来るんですよ。
この星空撮影旅で訪れた場所は、こちら
天領日田
日田と言えば、江戸時代に幕府の直轄地である”天領”だと歴史の授業で習った記憶があり、天領日田という言葉で、歴史のある街だと知っている人が多いと思います。
また高速道路の日田インターチェンジに近い場所にある永山城跡(月隈公園)付近には、歴史を伝える城下町の町並み・豆田町があり、歴史の趣を感じながら観光・ショッピングをすることができますよ。
何で天領なんだろう?
このブログを書き始めて気付いたのが、”天領だった理由を知らない”ということでした。「確か、山から切り出される杉の質が良かったからだよね?」と、あやふやな記憶なので、ネットで検索するも、どの観光サイトも”天領日田”としか書いていませんでした。
個人サイトに書かれた考察で見つけたのが、『日田は水の要衝(重要な場所)であり、この地の水資源を統治することで、下流の筑後地方などへの水の安定供給を図る必要があった。またそのことにより、交通の要衝にもなった。』というものでした。ありがとうございます、腑に落ちました。
さらに詳しく調べようと思ったら、天領日田資料館で古文書を読む必要がありそうですね。
日田温泉
上記に書いたように、水が重要な街・日田にあるのが日田温泉です。
日田温泉は三隈川沿いに温泉旅館が立ち並び(記事内の画像参照)、屋形船・鵜飼が有名です。また花火大会も開催され、四季折々の景色を見せてくれるようです。
今回僕が星空撮影をした場所は、その日田温泉街の光を収めることができる場所です。
日田市を優雅に流れる三隈川の中洲にある、三隈川公園で撮影しました。駐車場は、すぐそばの河川敷にありました。
三隈川公園から望む日田温泉街は、ちょうど東向きで、秋冬は煌びやかなオリオン座が昇る風景を見ることができます。(時期によって、昇ってくる時間は変わります)
そして、川沿いの街灯と建物の灯りが川に反射して、とても美しい風景を作り出します。
(この反射について僕の経験上、明るく伸びている時と、あまり伸びていない時があり、どのような気象条件で綺麗に反射するのか、正直よく分かっていません。)
季節が進むと天の川も、この方角から昇ってくるので、星の光景も四季折々と言えそうです。
今回も、VLOG形式の動画を作成しました。
動画で収めた日田温泉街の風景は、肉眼で見た光と同等なので、実際の風景を感じることができます。ぜひ、見てくださいね。
日田市は、福岡都市圏・北九州都市圏の人たちが阿蘇や別府・湯布院へ観光へ行く際に通り過ぎる街だったのが、観光に力を入れることで、人が滞在する街になった。 |
以前仕事で地方のことを調べていた中で、そんな感じで書かれた記事を見つけました。
歴史や自然などの観光資源に光を当てること(実際には、人の移動についてデータ分析も行っている)で、日田を目的地として人が来るようになるということは、素晴らしいことだと思います。
しかし、数年前には水害に見舞われたこともありますし、ここ数年は感染症による影響で観光客が減少してる可能性もあります。
このブログ記事では河川敷の風景しか掲載することができませんでしたが、美しく風情ある街なので、ぜひ巡ってみてくださいね。
(以前、豆田町を歩いた写真がなぜか、写真保管用ハードディスクの中で行方不明になってしまって、ここに掲載できませんでした。
フォルダに”日田市”などと日付(年月日)でタイトルを付けているので行方不明は考えにくいんですが、「もう一度歩きにおいで」ってことだと理解しています。)
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カメラ:Nikon Z6ii
レンズ:Sigma 20mm F1.4 DG DN | Art
マウントアダプター:Megadap ETZ21
ソフトフィルター:KANI Partial soft focus 150mm
NDフィルター:KANI Soft GND 0.9 150mm
KANI 150mm Holder
三脚使用YouTube動画の中でフィルターの使用について語った うんちくについて、以下に書きますね。
温泉街の光と川に反射した光が、とても明るいので、ハーフNDフィルターを使って、それらの光と地上に近い夜空の光を減光させ、夜空の部分はソフトフィルター(ハーフ)で明るい星の光を拡散させて分かりやすくしています。
星の煌めきと、街の煌めきを同時に撮るためのフィルター利用です。ただ、これらのフィルターって高価なんですよね。(僕も買う時には、かなりの勇気を必要としました。。)
ハーフNDフィルターを使って地上光を減光したとしても、かなり明るいので設定値は、F2.8,ISO1600,シャッタースピード2.5秒と控えめになっています。
ハーフNDフィルターを使わず撮影する場合は、設定値をもっと下げて、ちょうど良く写る加減を探る必要がありますね。(それに伴い、明るい星以外の微恒星の写りは減ると思います。)
もしくは現実的な方法として、F値を下げて夜景をメインに撮影することで、夜景を美しくシャープな写りにするのも良いと思います。(星は写らない、もしくは少し写る程度になると思いますが)
美しい景色を見せてくれる場所なので、機材に関わらず、チャレンジされてくださいね。僕は数年前は、角形フィルターも持って無いし、機材も今ほどで無い状態で、何度もチャレンジしていたようで、きっとその頃が楽しかったんだろうと思い返しています。
写真のノイズ低減ソフト:DxO PureRAW2
写真編集ソフト:Adobe Lightroom