流星に願いを:草千里ヶ浜|熊本県阿蘇市・阿蘇郡南阿蘇村
こんにちは、kehogiです。
前回記事の場所”押戸石の丘”で、夕景と暗くなった直後の星空を撮影した後で、草千里ヶ浜駐車場[熊本県阿蘇市]へ移動し、秋の星空の撮影を行いました。
(今回は、山に登ったり草原を歩いたりせず、お手軽な星空ウォッチングでした。ただメチャ寒でしたが。)
ここでは、オリオン座をメインで撮影していたところ、長い流星が流れ、その後も流星の痕跡”流星痕”が残り続ける景色を撮ることができたので、その様子を紹介しますね。
草千里ヶ浜[熊本県阿蘇郡南阿蘇村]は、雄大な阿蘇に触れることが出来る観光地として有名ですよね。
以下のマップを参照してください。
オリオン座のタイムラプス撮影を行なったうちの1枚です。
山の稜線上に流星が写っています。
広角レンズで撮ったので小さく写っていますが、実際はかなり長くて明るい流星でした。
流星付近を拡大してみました。
流星の色が出てキレイですよね。
そして流星が向かっているように見える明るい星は、一等星・カノープス。
全天で一番明るいシリウスに次ぐ明るさを持つ一等星なのですが、実はその明るさを見ることは出来ません。
その訳は、日本では地表付近の高度までしか昇らず、街灯りや大気の影響を受けてしまうからなんです。
そして、こんな景色が残っていました。
流星が流れた後に残る”流星痕”と言われるものです。
流星痕付近を拡大してみました。
流星痕についてネットで検索してみましたが、流星(チリなど)が大気に触れ燃えた後の煙のような存在ですが、上の写真のように写るということは、発光しているということであるが、その説明がつかず、”一時的にオーロラのような状態で存在しているのではないか”との仮説もあるようです。
また”天駈ける龍”と表現された方もいて、素敵な表現だと思いました。
この様子はYouTube動画にも投稿していて、天駈ける姿をタイムラプス動画として収めているので、見てみてくださいね。
オリオン座の三つ星付近を撮影し、オリオン大星雲を収めました。
この日は新たに導入した望遠レンズのテスト撮影も行いました。 星雲などの撮影は露出時間を長くする必要があるため、ポータブル赤道儀を使って追尾撮影を行なっています。
オリオン大星雲付近を拡大しました。
宇宙の深淵って凄いなと感じませんか。
(実はここで”星割れ”と呼ばれる、明るい星が割れて写ってしまう残念な現象を発見しましたが、この件はレンズを紹介する記事を書いた際に触れようと思います。)
今回紹介した流星・流星痕・オリオン大星雲などは、タイムラプス動画を交えてYouTube動画にしています。
ぜひ見てくださいね。
流星と一緒に写っている一等星・カノープスは低い位置で、限られた季節・時間帯でしか見れない星のため、なかなか見ることが出来ない(馴染みがない)星です。
そのため古代中国では、七福神の寿老人の星に見立てた”南極老人星”や”寿星”と呼び、長寿をもたらす星と考えられていたそうです。
このブログ投稿の写真とYouTube動画には、見てくれた方が健康で楽しい人生が送れるよう、僕なりの祈りを込めています。
「健康であること」が、とても重要な時代を、私たちは生きています。
僕のような中年世代以上はもとより、若い方であっても、情報を得て自分なりの考えを持って進まないといけない時代です。
みなさんも僕も、健康で生き生きと過ごしていけますように。
星に願いを込めて。
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【流星・流星痕(タイムラプス撮影)】
カメラ:Nikon Z6ii
レンズ:Sigma 20mm F1.4 DG DN | Art
マウントアダプター:Megadap ETZ21
ソフトフィルター:kenko プロソフトンクリア
三脚使用【オリオン大星雲】
カメラ:Sony α7R4
レンズ:Sony FE 70-200mm F2.8 GM(SEL70200GM2)
赤道儀:Vixen ポラリエU, 極軸望遠鏡
微動雲台:K-ASTEC XY60
三脚:マンフロット MT055XPRO3天体写真のスタック: StarryLandscapeStacker
※天体用の編集ソフトは、まだ持ってません。
露光90秒の写真5枚、ダークフレーム5枚を
スタックして、ノイズ低減と人工衛星の
軌跡を消してます。
写真編集: Adobe Lightroom