雲間の流星群|2023年12月ふたご座流星群
こんにちは、kehogiです。
2023年12月15日は、ふたご座流星群の極大日(流星のピーク)でした。
15日の夜明け前4時頃が最大ということで、その前後の時間がターゲットだったのですが、14日の夜は雨が降ってたんですよね。
今回の「ふたご座流星群」は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並んで、3大流星群と呼ばれています。
(これらは毎年、安定した数の流星が観測されることから、そう呼ばれているようです。)
流星群は、他の天体(母天体)が残した塵の帯と地球の公転軌道が重なる際に発生する天文現象で、今回のふたご座流星群の母天体は、フェートンという小惑星とされています。
また放射点(流星が放射場に出現するように見える点)が、ふたご座にあることから「ふたご座流星群」という名前になっています。
日付が変わる前の夜は、雨が降っていました。
天気が良ければ、撮影に適した場所へ出掛ける予定でしたが、そんな天気なので諦めて寝ていました。
日付が変わり深夜1時に目が覚め外を見ると、雨が止み雲の隙間に星が煌めいています。
「空が流星を1つ見せてくれたら、撮影しようか。」と思い10分程、雲の多い夜空を眺めていると、流星が流れました。
そのまま機材の準備をし、上下の防寒着を着込み、オリオン座流星群の時と同じく、自宅のベランダで流星群を撮影しました。
今回もカメラ2台体制で、以下の方法での撮影をしました。
①動画撮影
②静止画をインターバル撮影
今回は4時間程度の撮影となり、②は1150枚もの写真になりました。タイムラプス動画を作成するためでなく、流星を逃さないよう撮り続けたものです。
そんな中の一枚は、雲の隙間を流星が流れたものです。
今回は流星を大きく撮ってみようと、広角レンズではなく50mmのレンズで攻めてみたところ、流星が写っていたのは、わずか3枚。
そして一番良く写っていたのが、上の写真です。
オリオン座を縦に流れている長く美しい流星。 わずか3枚の写真でしたが、この写真が撮れていて嬉しかったですね。(YouTubeのサムネや、こうしてブログにも使えるし!)
今回も動画に写った流星を3分弱の動画にまとめて、YouTubeへ投稿しました。
雲ばかりの空だったけど、きまぐれに雲の隙間を作ってくれたり、パァっと雲をどかしてくれたお陰で、雰囲気のある動画にすることが出来ました。
それと音楽(BGM)の力って大きいですよね。
音楽が幻想的でドラマチックな夜を表現してくれたところで、ふたご座流星群の夜が終わりました。
- +をタップ(クリック)すると開きます
-
【動画】
camera: Nikon z6ii
lens: Sigma 20mm F1.4 DG DN | Art
マウントアダプター: Megadap ETZ21
filter: kenko プロソフトンクリア
三脚使用
【写真】
camera: sony α7R4
lens: フォクトレンダー apo-lanthar 50mm
filter: kenko プロソフトンa
三脚使用オリオン座流星群の記事(こちら)の、項目「2023年12月18日追記」にも書いたのですが、『流星撮影時のシャッタースピードは、流星が薄くなるので、長く設定しない方が良い」という情報を得て、今回は短く(前回20秒、今回4秒)で撮影してみました。
”雲が多かった” “50mmのレンズを使った”という理由もあり短くしたのですが、流星という不確定なものの撮影であり、また前回とは機材構成が異なるので、単純に写りがどうだと比較することは出来ませんが、前回よりは流星が明瞭に写ったと思いました。
今後も、試してみようと思います。