広角レンズ導入: SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art
こんにちは、kehogiです。
今年・2023年9月に導入した、シグマのEマウント用・広角レンズ(SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art)について、今回書いていきますね。
内容物は上の写真の通りです。
ケースが有難いです。でも大きいので保管場所を取りますね。
広角レンズは、SonyのFE 14mm F1.8 GMを持っていて、天の川撮影で重宝しているのですが、以下の理由でもう1本必要と考えるようになりました。
- ①マイクロフォーサーズ機で星景写真を撮っていた時期はNokton10.5mm(換算21mm)を使用していて、個人的にはこのくらいの画角が馴染みがあり、そして好みである。
(14mmだと風景が小さくなり、歪みも大きい。さそり座からベガ・アルタイルまで余裕で収まるが、ひとつひとつの星の写りは小さい。) - ②レンズ前面への円形ソフトフィルター取付が可能なレンズで、登山撮影での荷物を減らしたい。
(カメラ内部に取り付けるソフトフィルターを持っていないため、角形フィルターセットを持ち歩いているが、意外に大きく重い。) - ③星空を、写真・タイムラプス動画だけでなく、通常の動画撮影でも表現したい欲求が出てきて、明るいレンズを欲した。
(①の画角で表現したかった。動画では角形ソフトフィルターは付けたくない。)
Sony・Eマウント用を検討するにあたって、ずっと悩んだのがSonyの同じ画角のレンズ FE 20mm F1.8 Gとの比較。
そして以下が大事な悩みどころ。
レンズ | F値 | 重量 |
SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art | f1.4 | 630g |
Sony FE 20mm F1.8 G | f1.8 | 373g |
F値の違いに対して重量差が非常に大きいです。
登山時の重量を減らすという②の目的と矛盾することにもなります。
調べながら思ったのは、通常の動画撮影も含めて考えるとSony FE 20mm F1.8 Gを買った方が幸せになれるだろうということ。
でも星空動画を撮影する③のためにf1.4の明るさが魅力に見えてきました。
(Sony FE 20mm F1.8 Gは、周辺の星がカモメが翼を広げたように写るサジタルコマフレアが出るという話と、出ない(というかレビューする方がスルーしている?)ような話もあり、どっちか分からなかったという面もあります。)
シグマさんが「究極の星景レンズ」と謳っているレンズです。
「星景全振りで行こう」が結論になりました。約260g重いけど通常の動画も素晴らしく撮れると思います。(まだ室内の試し撮り程度ですが)
個人的に大好きな外観でした。
レンズ前面に82mmのソフトフィルターが付けられることのメリットが大きいです。
使用しているのは、Kenko プロソフトンクリア。(82mmを持っていたので、追加投資が不要で助かった側面もありありです。)
秋冬の山は、夜露でレンズが曇ります。角形フィルターのレンズヒーターは持っていないので、通常のフィルターが使えることのメリットが大きいですね。
10月に阿蘇・草千里と中岳付近(登山)、くじゅう連山の三俣山(登山)、11月に押戸石の丘と阿蘇・草千里、既にかなりの出撃をこなしています。(ブログが全く追いついていません)
最初の出撃での試し撮り写真を載せますね。
(上写真)直立する”夏の天の川”(ソフトフィルター無し)
Nikon z6ii、マウントアダプターETZ21使用
解放f1.4、iso2500、ss6sec
Lightroomでraw→jpg変換(自身での編集はしていませんが、Lightroomのデフォルトのパラメータ適用はされているかもです。)
(上写真)直立する”夏の天の川”(ソフトフィルター有り)
Nikon z6ii、マウントアダプターETZ21使用
解放f1.4、iso2500、ss6sec
Lightroomでraw→jpg変換(自身での編集はしていませんが、Lightroomのデフォルトのパラメータ適用はされているかもです。)
ここでは分かりにくいかと思いますが、四隅の星がシャープに写っていると思います。 周辺減光は、比較的少なめなんでしょうか。
星景撮影に全振りして、幸せになれました。
体力的(年齢的?)に登山の際の機材の取捨選択を迫られ、このレンズが重いぶん、他の何かを減らすという形を取りつつも、幸福感は上がるという状況になっています。
レンズ側面にあるMFLスイッチで、マニュアルフォーカスでピント合わせをした後で、ピントリング操作を無効化する(合わせたピントを維持できる)機能も大いに役立っています。
(今までは、ピントリングを養生テープで固定していたので。)
星景写真・星空タイムラプス、そして念願の星空動画もふんだんに盛り込んだYouTube動画に、僕の登山・撮影スタイルが収められています。
覗いてみてくださいね。