気持ちの高まり(動画):甘木川花火大会|福岡県朝倉市
とうとう8月が終わり、9月になりました。(このブログを書いているのは9月1日です。) 異常なくらいに暑い日が続き、もう夏はウンザリだと思っている方が多そうですね。
そんな夏終盤に、福岡県朝倉市(旧 甘木市)で開催された甘木川花火大会。 僕が撮影をした場所は山だったので、たくさんの虫の声が響いていて、秋の近さというより、もう初秋なのかと感じたりしていました。
イベント名 | 甘木川花火大会 |
開催日 | 2023年8月26日(土) |
時間 | 19時40分〜21時 |
打ち上げ数 | 約4000発 |
僕が撮りたい花火の風景について、お約束ですが
僕が目的とする花火を写真に収める行為は、少し離れた場所から、花火の手前にある町の風景や、花火の先にある自然の景色なども合わせて1枚の画にすることを目的とします。(望遠レンズの「圧縮効果」を利用して、風景を圧縮する表現技法とも言えます。)
町の風景と花火が組み合わさることで、間近で撮った写真とは違った世界観を目指したものなんです。
さて今回は、どんな風景に出会えたんでしょうか。
今回の撮影場所は、家から30〜40分ほどの場所で、山から見下ろす形での撮影になります。 直前に降った雨の湿り気を感じながらも、ヒンヤリした空気も感じて、季節の変わり目だと気付きます。
遠くで花火が上がり始めました。
眼下の夜景が、とてもキレイで、これから秋冬に見ていくであろう澄んだ煌めきを想像して、気持ちも高揚していきます。
この夏、この大きく重たいレンズと行動を共にして、ほんとうに良かった。
金額は、ちょっと張ったけど、長い夏の旅が出来て、その旅は現在進行形で続いていて、
夏の華を鮮やかに収めてくれる。
(退職して旅行に行ったと思えば、高くはない投資だと思ってます。)
何度も書いているかもしれないけど、花火の煙って、要らないようで、無くてはならない存在だと思います。
時に花火を隠し、町を隠しますが、隠されたゆえの美しさと、晴れた時の美しさを想像させてくれる。 子どもの頃の想い出にも、やさしく触れてくれる気もします。
話は変わりますが、この日の目的は、花火動画を撮影することでした。
この望遠レンズは、遠くを撮れる代わりに、暗いレンズです。(光を集める指標であるF値(数字が小さいほど明るく撮れる)というものが、構造上大きい) なので、花火だけでなく町を、動画でどの程度撮れるのか試してみようと思ってました。
詳しい説明は省きますが、花火を写真撮影する場合は10秒とか、それ以上シャッターを開けて光を集めるので、問題は無いんですけどね。
それで、動画を撮影した結果は
編集した動画をYoutubeに投稿したので、見て頂きたいのですが、町は暗いんだけど、花火の美しさは、しっかり伝わってきませんか。
10秒以上シャッターを開けて、花火の光を集めて撮影し、撮影後の写真編集で明るさや色合いを調整した写真(静止画)は確かに美しく、一枚で様々なことを想像させてくれると思います。 花火の音や、歓声も聞こえてくるようです。
対して動画は、連続して花火が打ち上がって華開く高揚感を感じたり、音がやさしく琴線に触れてくれたり、儚い夏のイベントの終わりを感じさせてくれたり。
まあ結局、どちらも良いものなんでしょうね。
打ち上げ場所のそばなら問題ないけど、離れた場所から花火と町をもっと美しく動画で撮ろうと思えば、さらなる追加投資が必要となります。 それを無理だと思わずに、来年の夏は、再来年の夏こそ、そうやって夢を持って歩いていこうと思います。
打ち上げ地点は、この付近です↓↓↓
この日のカメラ(写真・動画)は
camera: sony α7R4
lens: SEL200600G(FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS )