有田夏祭り納涼花火大会|佐賀県西松浦郡有田町
投稿順が前後しましたが、福岡県飯塚市の花火大会の前に、佐賀県西松浦郡有田町の花火大会に行っていました。
この場所の花火も初めての観覧ですが、僕の中で何か特別なイベントのような気がしていました。
イベント名 | 有田夏祭り納涼花火大会 |
開催日 | 2023年7月30日(日) |
時間 | 20時〜20時30分 |
打ち上げ数 | 約1000発 |
僕が撮りたい花火の風景について、お約束ですが
僕が目的とする花火を写真に収める行為は、少し離れた場所から、花火の手前にある町の風景や、花火の先にある自然の景色なども合わせて1枚の画にすることを目的とします。(望遠レンズの「圧縮効果」を利用して、風景を圧縮する表現技法とも言えます。)
町の風景と花火が組み合わさることで、間近で撮った写真とは違った世界観を目指したものなんです。
さて今回は、どんな風景に出会えたんでしょうか。
今回も事前にGoogleMap等で、下調べとシュミレーションをして臨んでいます。
国見道路沿いの場所からの撮影を想定し、開けた場所を数箇所巡ります。
場所によって、手前の山や木の状態で、町の見え方がぜんぜん違うのが分かると思います。(○箇所が、打ち上げ会場)
最終的に、この眺めの場所に決めました。
夕空の中、月の存在感が増してきました。
そして、夏の華が空を染めていきます。
町の光、車の光が線を成しています。
有田町が、山間(やまあい)に位置することが分かる風景ですね。
打ち上げ会場にある建物は、「炎の博記念堂」というのですね。
次に有田町を訪れる時に、行ってみようと思います。
話は変わりますが
今回早めに場所取りをしましたが、この場所には他のカメラマンはやって来ませんでした。
代わりに、家族で来られる方が多数おられました。(通りがかりだったり、遠目で見に来たりと想像できました。)
「花火が見えないよー。」
子どもが発した、その言葉を聞いて、僕は撮影を止めることを決めました。
この場所って、木が風景を隠していて、花火がよく見える位置って限定的なんですよね。
「ここが、一番見えますよ。」
と皆さんに声を掛け、僕はカメラを片付けました。
”良いことをした。”という思いは無くて、”僕は写真家には、なれないね〜。”という思いが強かったのですが、僕が自己満足な写真を撮ることよりも、この場所にいる子どもたちに花火の思い出を作ってもらうことの方に、大きな価値を感じたんですよね。
しだれ柳の花火が上がりだし、花火はクライマックスを迎えます。
クライマックスを撮影する場所を探して、ウロウロ歩いていましたが良い場所が無く、目に焼き付けて帰ろうと思っていたところ、先ほどまで撮影していた場所が空きました。みなさん通りがかりに、ちょい寄りだったのかな!?
町では大きな歓声が上がってるんでしょうね。
動画の方が分かりやすくてキレイだし、感動出来るんだろうけど、写真でも音や声を表現しているように思えるから不思議です。
「光に染まる町」
歴史ある山間の町と、歓声と、子どもたちの未来
それらを包み込む光
そして静寂の時
途中でカメラを片付けるまで、タイムラプス撮影をしていました。
そのタイムラプス動画と、望遠レンズで撮影した静止画を組み合わせた動画を制作しました。
先日投稿した、陶山神社も素敵でした。
光に包まれる、町の風景も素敵でした。
次は、陶器(有田焼)に触れたいですね。
この素敵な有田町へ、また行ってみようと思います。
打ち上げ地点は、ここです↓↓↓
この日のカメラは
[花火の静止画]
camera: sony α7R4
lens: SEL200600G(FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS )
[タイムラプス]
camera: nikon z6ii
lens: z24-70 f2.8(70mmで撮影)