陶器の歴史を語る：陶山神社|佐賀県西松浦郡有田町

　3〜4年ほど前から、お参りしたいと思いながら、なかなか実現しなかった、陶山（すえやま）神社［佐賀県西松浦郡有田町］の景色を投稿します。とても素敵な景色でしたよ。

陶山神社は、風情ある街並みのそばにあります。
有田陶器市には、行ったことが無いのですが、この街並みを歩きながら、素敵な陶器に目を輝かせるのは、楽しそうだと思いました。

参道のそばに駐車場があるので、車を停めて参道を歩くと、踏切越しに鳥居が見えてきます。面白い景色ですね。

遮断機の無い踏切を渡ると、鳥居の先に階段が見えてきます。

阿形（あぎょう）の狛犬さん（神様から見て左側が阿形）は、凛々しい姿が、逆光で暗く写ってますが、

吽形（うんぎょう）の狛犬さん（神様から見て右側が吽形）の凛々しい姿は、真っ青な空が背景で夏を感じる景色になりました。

踏切の遮断機の音が聞こえ、振り返ると鳥居の向こうを電車が走っています。

何と言ったらいいんでしょうね。風情が有る？古いものと新しいものが融合している？いずれにしても、素敵な景色です。

電車の景色も、見所の一つだと思います。

階段の両側にある灯籠が陶器で出来ていて、この有田という町を表現しています。

そして有名な、陶器で出来た大鳥居の、唐草模様の淡い青と、

雲と組み合わさった、澄んだ空の青。

鳥居と空が、一体になったような景色です。

　陶山神社は、1600年代中頃に建立され、品蛇和気命（ほむだわけのみこと／応神天皇）をお祀りしています。大鳥居は1888年（明治20年）に建立され、職人さんの手により修復されながら現在に至るそうです。

陶器の町の歴史を感じます。

お参りする時に、熱気を伴っているものの、清々しさを感じる風が吹いてきました。

この町の陶器の歴史を、感じることが出来る、美しい神社でした。

そして、少しの名残惜しさを感じながら、階段を降りていくと

踏切の音が響き、素敵な列車が通っていくのが分かります。

特別列車っぽいなと思っていて、後で調べると、西九州をめぐる観光列車の「ふたつ星4047」（JR九州・佐世保線）でした。

列車で巡る旅って、いいですね。素敵な旅になりそうです。

夕方になり、かなり傾いた太陽ですが、強い陽射しが照っていて、「夏」という季節を肌で感じます。

　子どもの頃って、夏は家に帰る時間が分からなくて、ずっと遊んでいたような記憶があります。いつまでも明るいし、時計なんて持たずに（もちろんスマホなんて無い時代）、ただただ遊んでましたからね。

そんな子ども時代を過ごした人たちも、いつしか大人になりました。

慌ただしく過ごす日々の中で、時には時間を気にせず、列車で旅をしたり、町の歴史を感じたり、肌にあたる風を感じたり、穏やかな時間を過ごせたらいいですね。

　僕がお参りした時間が遅くて、社務所は閉まっていましたが、お守りや絵馬が陶器で出来ていて、とても素敵なようです。是非早い時間にお参りされて、お受けになってくださいね。

また、大鳥居と同様に陶器で出来た、青い狛犬さんも座っているそうですが、現在修理中なのかな？座っていなかったようです。

素敵な神社だとは聞いていたので、お参りしたいと思いながら数年が経ち、やっとお参り出来ました。お参りさせてもらいながら、美術品を眺めているような、そんな穏やかなじかんだったと思います。

この日のカメラは
camera: nikon z6ii
lens: z24-70 f2.8

広告

kehogi

管理人

TwitterInstagramYouTube

こんにちは！
フォトグラファーのkehogiです。
このページへの訪問ありがとうございます。
カフェや美しい風景を巡りたいですね。