カメラと旅する

太古の歴史と彩りと:大己貴神社|福岡県朝倉郡筑前町

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町
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 前回投稿した石櫃(いしびつ)神社の次に伺ったのが、同じく筑前町にある大己貴(おおなむち)神社[福岡県朝倉郡筑前町]です。

古民家カフェの街道カフェ・やまぼうしさん[福岡県朝倉郡筑前町]のメニュー表で「筑前町おすすめ歴史スポット」のページに書いてあったので、コーヒーを飲んだ流れで、お参りをした景色になります。

(メニュー表には、「日本最古級の神社」と書かれたけど、僕は、この神社のことを知らなかったんですよね。)

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町

緑が濃く、風情と言うべきか、歴史の重みと言うのか、何かを感じる参道です。

ご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)さま、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)さま、春日大明神さまと記されています。

神社の由緒について記された看板によると(一部抜粋)

『このお宮は神功皇后(じんぐうこうごう)の伝承地で、皇后が新羅(しらぎ)との戦の時、兵が集まりにくかったので、兵が集まるように社を建てて祈願したとのことです。このときの社が、この神社であるとされ、我が国で最も古い神社とされています。』

日本書紀に記されている、西暦200年代の建立のようです。
古代の朝鮮半島での戦で敗れた白村江の戦いが600年代なので、それ以前にも戦が行われていたんですね。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町,花手水,手水舎

そんな太古の歴史を感じたところで、清涼な彩りに出会います。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町,花手水,手水舎

曇り空の下、花手水に心が緩むのが分かります。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町,花手水,手水舎

柄杓(ひしゃく)で清めることが出来ない時期が長かったですよね。新鮮な感じを受けつつ、柄杓の絵にホッこりしながら手を清めました。

そうそう、案内の看板に書いてありましたが、地元では「オンガサマ」と呼ばれて親しまれている神社なんだそうです。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町

緑の濃い参道を歩んでいくと

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町

遠目でも色鮮やかさが分かる本殿が見えてきました。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町
大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町

そして、ハッとする彩り。

この美しさは想定していませんでしたね。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町,狛犬

阿形(あぎょう)の狛犬さん。(神様から見て左側が阿形)

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町,狛犬

吽形(うんぎょう)の狛犬さん。(神様から見て右側が吽形)

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町,狛犬

本殿の美しさに長い歴史を感じることはありませんでしたが、それとは違う神々しさを感じました。

大己貴神社,おおなむちじんじゃ,福岡県朝倉郡筑前町

清々しさとも言えるかもしれません。

このブログを書くにあたって、ネットで調べた中で、この神社を「かなり強いパワースポット」と評している方もいて、確かにそうかもしれないと思いました。

そして思うのは
今も昔も、戦は避けたいものですよね。

しかし、そんな太古の時代から国外で戦うには、それなりの理由があったんでしょう。(歴史の授業で少し習ってはいますが、当時の、三国時代の中国や、朝鮮半島のパワーバランスから、この国を守る判断だったのかなと思うのは、僕なりの推察です。)

「この日本と住まう人々が、安泰でありますように。」

ここでのお参りは、僕自身の事は願わずに、そう願いました。

【追伸】
 後で気付いたのですが、本殿の背後に「八幡宮」「須賀神社」「天満宮」「大国様の像?」も鎮座しているようで、今度は晴れた日に、そちらもお参りしようと思いました。

この日のカメラは
camera: nikon z6ii
lens: フォクトレンダー apo-lanthar 35mm
マウントアダプターETZ21使用(E→Z)

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