うきはの夕暮れ時:浮羽稲荷神社|福岡県うきは市浮羽町
昨日、豪雨被害を受けた東峰村へ行ったことを投稿しましたが、東峰村へ行った前日は、同じく豪雨被害を受けた「うきは市」へ行っていました。(これは、たまたまなんです。)
国道210号線を車で通ると、特に被害を目にすることはありませんでした。吉井町にある白壁の街並みは日常の景色でしたので、今度は観光で訪れようと思いました。おそらく山沿いの果樹園が並ぶあたりが、被害を受けたものと想像します。
この日の用事を終えて、まだお参りしたことのない浮羽稲荷神社へ行ってみようと思い、運転していると、「浮羽島」と書いた案内標識が目に入ります。
気になったので行ってみると、写真のような場所でした。
案内の看板に目をやると、「浮羽」という地名の由来が書かれていました。
ざっくり書くと
4世紀前半ごろ、第12代天皇・景行天皇が九州南部の熊襲(くまそ)を平定した帰りに、この地を訪れた際に、炊事係が天皇へ杯を出し忘れたため、「惜しきかな、わが酒盞(うき)はや。」と嘆いたらしく
今の言葉で想像するに、「おい、俺の杯が無いぞ!」と言ったのが、地名の由来だそうです。
「ふーん。」と思いつつ歴史を感じたところで、周囲に目をやると、夕暮れの景色が広がっています。
そんな筑後平野の景色を眺め、浮羽稲荷神社へ向かいました。
車で山道を少し登り、浮羽稲荷神社に着きます。
まずは、展望が良さそうな、上の駐車場から景色を撮りました。
その時、遠くから花火の音が響いてきます。
「どこかで、花火大会が開催されているんだね。」
写真を拡大すると、福岡市あたりで花火が上がっているのが分かりますね。遠目ながら、やっと夏らしい景色が見れることに安堵します。
そしてお参りをして、立ち並ぶ鳥居の写真を撮らせてもらいました。
ライトアップされた朱の彩りが、とても鮮やかです。
ブルーアワーの青と朱
良い色の組み合わせですね。穏やかな夕暮れ時を感じて、山を下りました。
そして、雲が多いながらも、星が撮りたいと思い、山を下った場所で少し待ちます。
雲が風で流れ、薄くなったタイミングで撮った”さそり座”。
そんなに長い期間じゃないと思うんだけど、梅雨が続き、ずっと天気が悪くて星を見ていない気持ちになっているので、貴重な星空に感じました。
このブログを書いている7月19日朝も、窓の外は雨。
なかなか梅雨が明けないようです。
早く梅雨明けして、みんなが”うきは市”の観光地へ応援に行くことを願いながら書いています。
それから書き忘れていましたが
花火が、どこで打ち上がっていたのか分からないんですよね。
この日は唐津市で花火大会が開催されていますが、さすがに唐津は遠くて見れないだろうし、シークレット花火なのだろうか? Twitterで検索しても分かりませんでした。
まあ分からなくてもいいです、夏を感じることが出来たので。
この日のカメラは
camera: sony α7R4
lens: フォクトレンダー apo-lanthar 35mm